2019年8月16日金曜日

飛行機代に11万円払って無料の地下鉄へ乗りに行こう! <7日目>

朝3時。ホテルのロビーには自分以外に2つの日本人グループがいた。
LCC利用か?昨日の欠航で泊まった人か?
そのうちの1グループ。家族4人で旅行。
どうやら次女がどこかで忘れ物をした模様。
「なんであんあたはいつもこうなの」と怒るお母さん。
いや、違うって。
「いつもこうなること分かっていて、なんで対策できていないの?お母さん」
だって。

タクシーは相変わらず体が左右に振られる猛スピードで空港に到着。
そして、チェックインカウンターはゲッソリする長蛇の列。
とても朝3時の光景とは思えない。
1時間程かかるか?そんな勢いだった。
が、帰路はビジネスクラスしか買えなかったので、待つこと無くスムーズにチェックイン。
今日は部長の一声で休暇になったといい、トラブルに見舞われながらも、ギリギリのところでドン底は回避しているなぁー。
ホテル代の1万5千円は痛いけど、、、。


 航空会社ラウンジ。うまそうなお茶があったからパクってきた。
ホテルのお茶も混ざっているけど、、、。
ホテルのお茶というけどあなどれない。うまいのでお気に入りである。

今日のネタは日本時間の朝9時に日本に到着して終了!
だけになるので、毎日通ったテーメーカフェのことでも書くことにしよう。

発端は、昔の職場でゴーゴーバーに行かないの?とよく聞かれた。
何のことかわからず調べてそういうことかと。
で、テーメーカフェという援助交際出会い系喫茶店があることを知った。

その前に、誤解があるといけないから。
昔の職場では タイ=女の子 みたいな雰囲気があった。
10回以上タイに入国した感じ、タイ人の女の子は日本人と変わらない。
むしろ日本人より自分というものをしっかり持っていると思う。
なので軽々しい気持ちでタイ人女性と接しないことである。

そして、日本では貧困問題を発端に水面下で起きていることを認識すべきである。
安値で買い叩かれたり、強要されたり。
オープンになっていないだけに劣悪な環境におかれていることを。
タイだからなんて言っている場合ではない。
とここで書いても何の解決にもならないが、、、。

さて、テーメーカフェ。
沢山の女性がいる。
1回目は気後れして終わった。
強いメンタルが必要である。
飯はしっかり食べたけど。

2回目。
ツアーから戻り、夕食を食べてから店へ向かった。
店の外は昨日と比較にならない沢山の女性がいる。
こんな日もあるんだぁーと思いながら店に行くと、「開いてない」と言われた。
ん?昨日も入り口にいた人だなぁー。
独特の声質。
母の日で祝日だから休み?
店が休みだから、みんな外にいたということか。

テーメーカフェは店の壁と、真ん中にあるS字の形をしたカウンターを背にして女の子が立っている。
男は壁とカウンターの間を、両サイドきょろきょろしながら右回りに歩く。
気に入った女の子がいたら声をかけて連れ出す交渉をするらしい。
女の子は男性に対して断ることが可能である。
つまり、お金持ちでも、ブサイクな男、会話で女心をつかめない男は一人寂しく店を出るしか無いのである。
援助交際出会い系喫茶店と先に書いたけど、現実は甘くない。

3回目。
100人はいそうな女性の顔を覚えることはできないが、なんとなく立つ場所が決まっていそうな気配である。
目があったとき無表情の女性と、瞳をキラキラ輝かせてくる女性がいる。
腕をつかまれることも。
マッサージしましょう!
怖くないから。
そんな言葉をかけられるときも。

自分は他人の顔を覚えるのは苦手だが、覚えられやすい。
そんなことを懸念しつつ、、、。

4回目。
入店として3回目となれば心にゆとりもでてくる。
店にはカウンターが2つある。
真ん中の大きなS字カウンターとは別に、店の奥の方にある小さなカウンターである。
奥のカウンターには必ず決まったオジサンがいる。無表情。女性を探し求めている雰囲気は全く感じ取れない。
もしかしたら騒ぎが起きた時の番犬か?
ちなみに店内は撮影禁止。
どこかに女性の目線があるから盗撮は不可能だし、バレたら大変なことになると思う。
なので、料理の写真を撮るときは、いかにも撮影していますとわかるように撮影して、安心していただいた経緯がある。
と、色々と観察している。

やはり女の子は立つ位置が決まっていそうだ。
ドンピシャじゃないが、だいたい似たような場所にいる。
女性の世界は男にない怖いルールが有る。そして、ボスとかもいるだろうなぁー。きっと。

立ち止まってまわりを見回していたら、こっちへ来いと何度も手招きしてくる女性がいる。
他にも、やたら目のあう人も。
お互いに昨日もいたことを認識したか?

そのうち「昨日もいましたよね?」と言われた。
あまり立ち止まっていない店の入口側で。
入口側は人の流れが激しく落ち着かないから、立ち止まるのは店の奥側だけ。
やはり覚えられていたか、、、。
しかも入口側で、、、。
覚えられやすい顔もあるけど、やはり財布は狙われている。
(ひったくり、スリのことでは無い)

自分は事前に職種ごとのタイ人の給料を調べた。
もちろんテーメーカフェの相場も。
年をとったら体で稼げないであろう。
若くない人はどうしているのだろう?
稼いだお金を自分の未来に投資して、将来は頭脳で食べていける。
そこまで考えている人はいるのだろうか?

タイは格差が大きな国である。
(日本も格差社会になりつつあるので自分も今後どうなるかわからない)
自分が我慢すれば親が楽になる。兄弟が大学に行ける。
そんな思いで頑張っている子が少なからずいると思う。
そんな子には惜しみなく援助したいと思う。
最大で約12時間、アシスタントになってもらうけど。
タクシーの運ちゃんを目的地へ間違いなく誘導したり、屋台で日本人でも食べることができるものをチョイスしたり、などなど。
ちなみに出せても1000バーツ程度と食事が1回か2回。
来てくれるかなぁー、、、。
来ないだろうなぁー、、、。
テーメーカフェなら1時間で倍以上稼げるからなぁー、、、。

最近知った。
1000バーツは単純に円換算すると3500円。
だけど価値換算すると1万円になるらしい。
ミネラルウォーターは7バーツから10バーツ。35円ではなく100円。
なので払う方にしたら1000バーツは1万円。大金である。


台湾の朝は雨である。
一時期、旅の最終日は必ずどこかで雨の降ることがあった。
久しぶりの雨だ。


街明かりが少しずつ小さくなり、そして機体は海上に出る。
そして日の出だ!
左側の席なので太陽は見えないけど、、、。

12時間遅れで便名も変えて運行。
おそらく、折返し名古屋発の機材を送り込む必要がある。
だから代替便が設定されたのだろう。
台風の状況によっては折り返し便も欠航させる。
そうなると代替便は設定されない。
考えれば考えるほど、ギリギリの所にいる。
便名を変えたのは同じ日に同じ便名があると紛らわしいからか?


機内食のメニューは準備が間に合わず、キャビンクルーは何度も同じことを説明していた。
客も大変だけど、クルーも大変である。

セントレアに着いて。
そういえば、昨日は21時頃まで代行バスも止まっていた。
定刻なら21時に到着である。
もし、欠航せずに飛んでいたら本当にラッキーだったのだろうか?

空港線が止まった時、日本人の気質だと効率的に客をさばくことに期待できない。
見ていてイライラするだけのような気がする。
それだけじゃない。
最悪、空港から出れても家までたどり着ける電車が無い可能性も。
そうなるとホテルも満室。
セントレアは桃園のように沢山の休憩スペースは存在しない。
下手すれば床で一晩明かすことになっていたかも。


制限エリアから出たとき、折返し空港発の電車が到着したタイミング。
今から行っても座れないからカード会社ラウンジで次の電車まで時間調整。

ふと、台湾で足止めが一番最適解だったような気がしてきた。
だとしたらホテル代の1万5千円は無駄ではなく価値のあるお金だ。
2時起床だったけど、社員カード無いけど、ジーンズだけど、出社できるほど体も楽だ。

今回、台湾は宿泊だけの通過点だったが、タイと台湾の方に助けられたような気がしてきた。
(利用航空会社は台湾のナショナルフラッグキャリアのチャイナエア)
帰国したばかりだけど、恩返しのプランを練らなくては!

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