2019年1月1日火曜日

浮かれるな!と釘を刺されたミャンマーの旅 <3日目 その2>

ミャンマーのタクシーは交渉制。日本のようなメータータクシーは存在しない。


外国人だと割高になることは日常茶飯事。


そんなことより、ミャンマー語も英語もできない人が、外国人の行かない地域で、外国人の行かない場所へどう説明する?


念の為、地図は準備してある。


 


1台目。


理由はわからないが断られた。


 


2台目。


OKなのかNGなのかよくわからない。


こちらからお断りした。


 


3台目。


2台目とのやりとりを見ていたのだろうか?


反対車線に止まっているタクシーの運ちゃんから呼ばれた。


 


行きたい場所が理解できていない模様。


そのうち通りがかった人も混ざって3人でワイワイ、ガヤガヤ。


で、乗車はOKでた。4000チャット。


値段はどうでもいい。とりあえず行ければいいや。


帰り?


なんとかなるでしょう。


最悪、ホテルまでなら行ってもらえるだろうし。


 


Mingaladon駅に向けて走り出すが運ちゃん道順がわからない。


店の前に車を止めて道順を聞く。


しばらく走ってまた道順を聞く。


こっちはグーグルマップを見て、あれ?と思いながら、、、。


何度か道順を聞いて無事到着!


 


降りるとき、運ちゃんは残念そう。


まだ午前中である。もしかしたら運ちゃんは午後からのチャーターを取りたかったのか?


ま、自分も帰りの足を気にしなくて良いから内心待たせておきたい。


やはり英語ができないと厳しいものである。。。


 


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列車のこない駅。


どことなく静かである。


 


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タクシーは本当の駅前でなく、工事の通用口に止まったようだ。


切符売り場は閉鎖され駅員もいない模様。


 


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信号機は消えている。


 


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その先は重機がいてレールがなくなっている。廃線になったわけではないが寂しい感じである。


 


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信号機器室を作るようだ。


設備の規模に応じて少なくとも3種類あるのだろうか?


 


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列車が来なくなった線路上に牧草が置かれて牛が食べている。


 


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豚の飼育施設があり餌を与えるお姉さん。


鶏は放し飼い。


とても良い雰囲気である。


日本はどこに置いてきた。


ミャンマーには本来あるべき正しい飼育が残されている。素晴らしい。


 


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駅に隣接の飲食店。


客もまばら。鉄道がなくなると廃れていく感じを受けた。


言葉が通じればお昼ご飯を食べていくのだが、、、。


 


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この駅はヤンゴン空港の着陸コースの近くである。


城北線の勝川駅でも似たような写真を撮影できる。


 


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駅から5分ほど歩くとこんな感じである。


日本では何でもない場所だが、ミャンマーではどうだろう?


もし、何かあると説明が大変なので早々に駅へ戻る。


 


駅ではバイクタクシーの兄ちゃんに声をかけられる。


乗ってみたいのだが怖くて乗れない。


そんなゼスチャーをしたら笑っていた。


 


当初、大きな通りに行かないとタクシーは無理かと思っていたが、意外と空車も走っている。


簡単にタクシーを止めることができた。


もといたPa Ywet Sate Kon駅へ戻る。


あくまでも鉄道旅行を楽しむ。


すぐに理解され値段は5000チャット。さっきより1000チャット高い。


交渉の余地はあるけど、面倒だからそのまま乗った。


 


もうすぐ到着というところで渋滞。


Pa Ywet Sate Kon駅はとにかく駅の手前で待たされる巡り合わせみたいだ。


入れ替えの機関車のため踏切が閉じている。


運ちゃんいわく、ミャンマー国鉄は時刻がでたらめ。遅れていたり早かったり。


今朝、9:20が9:03だったことを経験したばかりだけに、心底笑ってしまった。


 


ちなみに日本だと早発は禁止と明文化されている。


以前、つくばエクスプレスが40秒発の電車を20秒に発車させて謝罪した。


そもそも秒は一般に公開されておらず、分があっていればバレない。


つくばエクスプレスは色々なトラブルが頻発しており、このようなどうでも良いことをオーバー表現してイメージアップを図ったとしか思えない。


 


駅に到着して、あそこの通路を通れば切符が買えると親切に教えていただいた。


5000チャットを渡したら5000万円と言ってきた。


誰だ、変な日本語を教えたやつは、、、。


 


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3つ隣のYegu駅まで乗車。


ガンダマーホールセール(Gandamar whole sale)に行く。


Mingaladon駅からタクシーで直接行くのが普通だが、3駅でも汽車旅をする。


車掌さんが切符のチェック。


ペンで線を入れるだけだったりサインみたいのが書かれたりする。


 


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列車を見送る。


日本ではもう残っていないかも。機関車で牽引される客車。機関車の付替えが大変だから。


 


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やはり鉄道のある所は人も賑わう。


 


イテっ!


反対側のホームに行こうとして線路を横断中、足の裏に痛みが走る。


サンダルを脱ぐと釘が数cm飛び出している。


なんだよこれ。なんでこんな所に釘があるんだ。


釘を抜いてサンダルを履きホームに向かう。


駅名板を撮りにホーム先端へ。


 


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タイミングよく列車も入ってきた。


カップルさんが仲良くかぶりつき。


いや、鉄ヲタでは無いからただ単に風を受けて涼しんでいるだけである。


 


それにしても足が痛いなぁー。


と思いつつ歩く。


 


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この駅は大型店があるから外国人も来るのだろうか?


見渡す限り外国人のいる気配は無いが路線図は英語版もある。


 


で、ここでベンチに腰掛けて足の裏を見る。


血が出てるやん!


 


数cm釘が飛び出していたのだから冷静に考えたら、、、。


ずっと痛い感触もあるのだし、、、。


足の裏は砂埃で汚くなっていたのでティッシュにペットボトルの水をかけて拭く。


そして止血のため押さえる。


最初は止血しないかと思ったが数分で止まりホッと一安心。


痛い足を引ずりながらガンダマーホールセールにまで歩く。10分はかからない。


 


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とりあえずお昼ご飯。


辛いくないけどスパイスが程よく効いて美味い!


なぜか汗もダラダラでてきた。


 


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ミャンマー人がよく持ち歩いているステンレス製の弁当箱を買った。


会社に弁当を持っていくのではなく、会社で昼飯を2食分発注して1食は夜ご飯として持ち帰るため。


ではなく、チャットが余ってしまうので買ってみた。


 


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ZEBRA製はミャンマーでも人気があるブランドらしい。


タイで作っているみたいだ。


そういやタナカ石鹸もタイ製だった。


 


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取っ手にもZEBRAのロゴマーク。写真ではわかりにくいが蓋にもあった。


 


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中はこんな感じ。ステンレス製なので扱いやすく丈夫で長持ちしそうである。


ちなみに中に水を入れて横に倒してみた。


1時間ほどしても水が漏れてこない。


パッキンもないのにとても不思議である。


メカ屋さんだとあたり前のことかもしれないが、、、。


 


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Yegu駅に戻り列車に揺られてヤンゴンへ戻る。


が、時刻表など無いに等しい。


反対ホームに見慣れない機関車に引っ張れて列車が入ってきた。


こいつの折返しだろうか?だとしたらだいぶ待つなぁー。


ここは海外。ま、ぼけぇーっと待つとしよう。


にしても足が痛い。。。


 


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ディーゼルカーが入ってきた。


エンジンの振動を心地よく感じながら旅の始まり。


 


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途中駅。ホームの無いところから乗る人あり。


 


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線路に腰掛けている人が、、、。


 


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車販の母と娘。


 


オジサン販売員に声をかけられた。


(オジサンは絵にならないから写真は無し)


いらないと言ったらどこから来たときかれた。


日本と答えたら「こんにちは」と言って笑ってきた。


そして日本人が車内にいて嬉しそうだった。


ミャンマーは親日の人が多いと聞いていたが、事実のような気がしてきた。


 


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そうこうしているうちにヤンゴンに到着。


おそらくこれで今回の鉄道乗車は終了と思われる。


もう少しダイヤがしっかりしていれば帰国時もインセイン駅まで乗るのだが、、、。


 


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タクシーでホテルに戻りたかったけど、乗り場がよくわからないので歩いて戻る。


線路を超える橋から今乗ってきた車両とご対面。


隣の線路。遊んでいる若い子が、、、。


俺も一緒に混ざって写真撮りてぇー。


女の子の。ではなく車両の。


 


ミャンマーの女性は黒髪の輝きが美しく、(たぶん)化粧もあまりしないから肌も綺麗である。


ご参考まで。


 


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夜はショッピングモールの飲食店で焼肉。


サンチュとキムチもあって韓国食と日本食が合わさったようなメニューである。


 


元日に鉄道と飛行機を楽しんだ良い2019年の始まり、そして良い1日だった。




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