タイの旅 ＜5日目＞

タイに行く目的。
優れた世界遺産を見る。
古い建造物を見る。
などあると思う。
が、これらに全く興味がありません！
じゃー何しにタイへ行ったの？

だからタイで何をするか決めきれず、旅行開始日がきてしまい、現地に着いている自分がいる。
約14年ぶり２度目のタイ。
以前、王宮周辺を見ており、行けば行ったで素晴らしものがあることは頭でわかっている。

さて、今日は何をしよう。
リベンジするか？都心をまわるか？
そのうち部屋掃除のお姉さんまで来てしまった、、、。
日本だと部屋掃除＝おばちゃんだが、海外だとお姉さんの場合も普通にある。

とりあえずアユタヤに向かってみるか、、、。



14年前は地下鉄などなかった。
JRだったら一瞬で抑止となるような雨が降る。
でもBTSは普段通り走っている。
とは言え地下鉄はさすがに無里だろう。
でも今は地下鉄も走っている。
日本の協力があったみたいだ。

ガイドブックによると遅れて当たり前のタイ国鉄。
10:50発の電車は発車していない。
そもそも、まだホームにもいない。
だけど10:50の切符は売ってくれなかった。
手にしたのは3等車しかない11:20の電車。
2等をリクエストしたら3等しか無いと言われた。（たぶん）
ってことはクーラーなし、、、。

10:50の電車はクーラー車だった。
羨望の眼差しで去りゆく電車を見送った。

体感温度40℃ぐらいあり日々ヘロヘロである。
クーラーのある車両に乗りたかった。
（この思想は後で間違いとわかった）



発車ホームはこのような立て看板があるのですぐわかる。
が、トイレから戻ると看板がなくなっていた。
突然の番線変更である。
放送があったかもしれないが、タイ語も英語もだめ。
知る由もない。
（勉強してから渡航しろよ）



アユタヤに向かう電車が到着。
車番は1122番。
良い夫婦。
婚活列車ツアーではないが気分がいい。



昨日は斜めになっていた。
今日はちゃんと入っている。



タイ語だけのもある。
行き先板と違うような気がする。



ガラスが割れている。
1日たてば多少のことでは驚かない。
ふ～んって感じである。

11:22に列車が発車。
さっきの車番と言いなんか縁起がいい。
嫁さん見つかるかなー？

本日は列車が遅れまして大変ご迷惑をおかけいたしております。
先行列車の遅れに伴い、本列車は2分遅れての発車となりました。
お急ぎのところ誠に申し訳ございません。
この遅れで行きますと・・・
なんて車内放送もなく列車は北へ向かって走る。
（そもそも車内放送が無い）

列車は動いては止まりを繰り返しながらでギクシャクしている。
そのうち乗務員が列車から降りて、線路の外に出ていき、水とジュースを買って戻ってきた。



水色の服を着たおばちゃんは車内販売員である。
もちろん、タイ国鉄未承認。
でも、車掌は何も言いません。
客も普通に買い物をする。



何じゃ？
ホームのない所から客が乗降。
正規ホームは反対側にある。
日本っでやると客は警察沙汰。
鉄道会社も安全管理ができていないとマスコミに叩かれる。

思った。日本は変に過保護である。
そして自分の行動に自分で責任を取る必要が無い国なのだ。

この風景。
もし列車が動き出して転落しても100%客が悪いのである。
タイ国鉄に責任は無い。
あくまでもこのような行為は自己責任において成り立つ。



どっかの途中駅。
タイ国鉄では鐘が3回鳴ったら電車が発車である。



そして駅員、最前部車両、最後部車両の3箇所で緑色の旗が出る。
車両側はしばらくは旗を出したまま走る。



広大に広がる平野。
体感温度40℃なので、まるでドライヤーの風を顔面に受けるかのごとく、列車は走って行く。



昭和の香り漂う駅名板。
アユタヤに到着！



もうすぐ発車。
最前部車両は旗を出しています。



最後部車両。
旗は片付けられてしまいました。
右側の赤丸はやはり最後部マークみたいだ。
貫通ドアが開いていることを気にしてはいけません！



女子高生と時刻表。
ではなく、時刻表と女子高生。
こんな清楚なオーラを放つ女子高生って日本では見かけない。



アユタヤ駅。
ごくごく普通。
川を渡り少し歩いたら市場があった。
とても活気があり楽しい市場だった。



ワット・ラーチャブーラナ
とにかく暑いので3箇所程度だけに絞ってまわることにした。



定番のトゥクトゥクである。
リベート目的なのか象乗りを何度か勧められたが断った。



ワット・プーカオ・トーン
どうせふっかけられているので遠くの遺跡を選んだ。
チャリだと辛いかもしれないが見応えあり。
とても綺麗。



遺跡に登ることができる。
階段は急なのとやや風あり。



最高の見晴らし。
アユタヤに来て良かった。



ワット・ローカヤースッター
線香と花を売りに来た。
20バーツ。
しれてるは思ったら大間違い。
次に情けに訴えるような声と喋り方で買って下さいとお守りを売り始めた。
10円玉のような色と大きさで三角形みたいな形。
みるからに有り難みを感じない。しかも200バーツ。
2～3回買ってくれ言われたが、引き際も良くさっといなくなった。

今度は涼しい時期に、なんて無いけれど、またアユタヤに行くのもいいなぁーと思いながら駅に戻った。

行き当たりばったりの旅だが、30分待ちでバンコクに戻る電車があるではないか。
遅れてこなければ。

どっこい！
30秒早発。
30分遅れるより、30秒早発する方が罪はデカイ。



日本の撮り鉄はタイに行くべきである。
写真は3線区間を走行中である。
白い服と赤い服を着た2人が写っている。
もし日本でこの位置に人がいたら運転士は非常ブレーキをかける。
そしてこの2人は警察官とおしゃべりすることができるであろう。
マスコミは止める撮り鉄と大ハッスル！
（写真の2人は鉄道マニアではない）

繰り返すが、この写真は走行中の列車から撮影している。
列車は止まること無く、何事も無く、ここを通過している。



日本でも2箇所ぐらいだろうか？
線路が十字に交差する所。
どこかわからないけど、行きに見つけたので帰りに激写！



SLを発見！
詳細不明だし明日が帰国日でもあるので今回はスルーする。



今日の夜ご飯。
昨日と今日は2食しか食べていない。
なんだかんだ食べる機会をのがして2食になった。
強烈な暑さの中よく体が持つなぁーと感じた。



上段の切符は行き。
中段の切符は帰り。
下段の2枚組はチップ式トイレの領収書。