2014年5月2日金曜日

韓国の旅 <2日目>

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KORAIL(韓国鉄道公社)のゆるキャラ

■KTX(韓国高速鉄道)
2004年にソウル~東大邱が開業。東大邱~釜山は在来線を走行。
2010年にソウル~釜山の全区間が開業。
フランスのTGVみたいに在来線と高速専用の新線を相互に走行可能であり、ソウル、大田、東大邱、釜山の各駅周辺は在来線を走る。
新在直通が容易なためソウル~釜山以外にもネットワークを広めている。

■KTX山川
魚のヤマメをモチーフに命名。
2010年から営業。
初代KTXはフランスTGVを持ってきているが、KTX山川は韓国開発の車両。

2004年にソウル~釜山を乗車しているが、東大邱~釜山の新線は未開業だった。
今から”KTX山川”に乗ることで韓国に来る3つの目的がすべて達成となる。

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釜山10:53発、東大邱11:41着
KTX234号(KTX山川 特室) 3号車5番A席
21,700ウオン
(運賃・特急料金が15,500ウオン、特室料金が6,200ウオン)

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日本だと自由席か、ぷらっとこだま。グリーン車なんてありえない。
韓国は交通費が日本に比べるとかなり安いためグリーン車に乗ることができる。
日本では味わえない贅沢である。

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東大邱~釜山では新線経由が基本であるが在来線経由の列車も残されている。
よって隣の駅はKTX経由の駅と在来線経由の駅が記載されている。
新在直通運転は鉄道ネットワークの強みが発揮出来る。日本では実現できないゆえ羨ましい限りである。

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列車が発車すると禁煙だとか、お菓子を沢山持ち出すなとか注意がでる。
駅にもあったゆるキャラで。

列車は釜山を出発してからしばらく在来線を走る。
そのうちトンネルに。
なかなか抜けない。10分以上は走っているような。ずっとトンネル・・・。
東海道新幹線に比べ山陽新幹線はトンネルが多い。
新線なんてそんなもんか。。。

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通常は時計表示だがたまに速度が表示される。
昔、日本の新幹線でも速度が表示されていたがいつのまにか表示されなくなった。
1km/hでも速度超過したら大騒動になる国民性ゆえ、速度表示しないほうが鉄道会社と利用者のお互いに良いのかもしれないと一人納得。

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最初の停車駅である蔚山に到着。
蔚山は豊かな自然環境が多くあるが重工業都市でもある。
蔚山には1度も訪れたことはないがとても親近感がある。
なぜなら初めて買ったHYUNDAIのサンタフェという車は蔚山工場の生産だからである。

HYUNDAIは2001年に日本市場に参入したが2010年に撤退した。(バスの販売は継続)
韓国製とその他海外製で品質に大きな差は無いのだが、韓国製というだけで日本では買う人がいない。
今は車を所有しておらず、購入の予定も全く無い状態で言うのもおかしいが、また日本市場に戻ってきて欲しいと願いながら蔚山を発車。

日本の新幹線とは違う独特の揺れがあるものの、安定した300km/hの走行を堪能。
蔚山を過ぎてもトンネルが多い。折り返しの釜山行きは在来線のムグンファ号で景色を楽しみながら戻ることに決めた。
釜山から約50分。あっという間に東大邱に到着。

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ありゃ。すぐに発車のムグンファ号は満席。1時間後ならある。。。
ん?在来線経由のKTXがある!
東大邱~釜山は今でもKTXが残っているのである。

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12:11は満席だったが12:08が買えた

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東大邱12:08発、釜山13:18着
KTX333号(特室) 4号車6番A席
16,800ウオン
(運賃・特急料金が12,000ウオン、特室料金が4,800ウオン)
在来線経由だと同じ区間、同じグリーン車でも値段は安くなる。

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連接構造のせいか独特の走行音である。
高速車両が在来線を走るため揺れもなく快適な走行が続く。
KTX山川は10両編成だがKTXは20両編成である。カーブに差し掛かると先頭車両が見える。
名古屋では通勤時こそ10両だが昼間は2両、4両なんてざら。こんな雄大な景色を見ることができない。
東京に行くと”今度の電車は短い11両編成で参ります”との放送を思い出す。
11両は長いよ!!!

余談ながら東大邱~釜山は新線の方が長い。
在来線はショートカットコースに対して、新線は観光都市”慶州”と工業都市”蔚山”を経由するからである。

>在来線:115.4km
>新線:130.7km

ちなみに日本でも米原~京都は新幹線の方が長い。ごくわずかだが、、、。

>在来線:67.7km
>新幹線:68.1km

だんだん高層ビルも見えてきてあれよと釜山に到着。

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釜山に着いたら見慣れない列車が。
ITX?なじゃこりゃ?
また乗りに来なくては、、、。
仁川国際空港鉄道のKTX乗り入れとセットで。

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グリーン車に気軽に乗っているが、韓国ではいかに交通費が安く抑えられているかを比較。
(誤解を招かないために >>> 韓国は何もかも安いわけでなく日本と変わらないものもあります)

行きは2,170円の切符。帰りは1,680円。日本だとどうなんだろう?
実は言うと手元に消費税8%になった時刻表がないため正しい値段はわからない。
(なんちゅう鉄オタや)
よって5%で比較する。
またレートは便宜上0を1個取るだけとする。

行きは新幹線のルールを適用で乗車距離は131kmである。
新幹線は三角運賃表しか手元にないので似た距離を探して適用した。
乗車券:2,210円
特急券:2,410円
グリーン券:2,670円
-----------------
合計7,290円 <--- 2,170円

帰りは在来線のルールが適用で乗車距離は116kmである。
乗車券:1,890円
特急券:1,780円
グリーン券:2,670円
-----------------
合計6,340円 <--- 1,680円


今回の韓国旅行は日本で餓死しないための疎開旅行である。
鉄オタ活動だけでは時間を持て余す。そこで普通の観光客になるためのプランを考えた。
ナンタとか見たかったが釜山では公演が無い。釜山ナビを色々活用して銃を撃つことにした。

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各10発、合計30発撃って10万ウオン。
腕が細く筋肉も無いのに撃てるやろか?
行く前に会社で銃を撃つかもと言ったら、反動を逃さないと肩を壊すよぉ~と。
不安だ。

引金を引く。すさまじい音。腕に衝撃が伝わり勝手に上へ跳ね上がる。
当たっているのか外したのかよく見えない。
2番目は自動機とのこと。打つと空が飛び出してくる。たまに自分の所に飛んできて、おぉ~。
10発撃つごとに的を交換。一応それなりに当たっているが全体的に左へずれている。
持ち方の説明を再度受けて3番目。
3番目は音も反動も大きくなる。ひやぁ~。

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成績
#1-91%
#2-86%
#3-89%

動かない的に対して時間をかけてじっくり狙ってこの成績。クレー射撃をしたら1個も当たらないだろうなぁー・・・。


この手の娯楽はホテル送迎がある。けど自分は使わない。鉄オタゆえ地下鉄で移動である。
で、地下鉄の写真が登場していない。日本のガイドブックによると撮影禁止とあるから?
いやいや、物理的に写せないのである。

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2006年にベビカーが扉に挟まれたまま引きづられる事故が発生。
以降、急速にホームドアが設置された。
柵だけの駅も見かけたが、ほとんどが写真のように天井までつながるタイプである。
ホームドアを設置することに対して賛否あるが、即決かつ迅速な行動は日本人に真似できないことである。

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ホームドアの注意もゆるキャラ。


3日目に続く



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