2月後半ごろからだろうか?武漢肺炎の感染拡大によりあらゆるものが縮小されていく。
飲食店は営業時間が短くなったり、臨時休業になたりしていく。
スポーツ大会も軒並み中止。
そんな流れの中、クラシックコンサートも中止が相次ぐ。
飲食店が店を閉めれば所得がなくなる。
音楽家は演奏会が無くなれば所得がなくなる。
飲食店には持ち帰りという技が使える。
じゃー音楽家はどうするか?
ネット配信(ライブ配信)に活路を見出す方が現れた。
SNSを見ているとネット配信に否定的な音楽家もいるようだ。
当然、音質は最悪。
タダで見られてしまうリスクもある。
自分自身、お金を払うことに抵抗は無いけど、生演奏に比べたら、、、。
そんな思いを持ちつつ、初めてのライブ配信コンサートのチケットを購入した。
「セイル・ラ・メール」
2019年に結成された、ソプラノとハープのデュオユニット。
(セイル・ラ・メールのHPをキャプチャー)
ソプラノ ・・・ 奥脇泉さん
クラシック・ア・カペラグループ「Aura」の名古屋公演でいつも楽しく聴かせていただいている。
ソロでもやっていける実力のある方。
ハープ ・・・ 邊見美帆子さん
なかなかお目にかかれない楽器である。
思い浮かぶのは、チャイコフスキーの組曲「くるみ割り人形」にある「花のワルツ」。
そんな状態だから演奏家の方も知らない。
今回、初めて演奏を聴かせていただく方である。
セイル・ラ・メールは関東を中心に活動されているので、名古屋でのコンサートは難しいと思う。
遠隔地からでも楽しめるので、自粛が逆に良い機会となった。
コンサートの運営は「LIVE CONNECTION(ライブコネクション)」が行う。
チケット代金は1000円で、16時から21時まで5組の音楽家の方が演奏される。(各45分ステージ15分転換)
セイル・ラ・メールは19時から。
と、開催日を楽しみにしていたら関東に非常事態宣言が。
そして、ライブコンサートはハープだけのソロに変更。。。
残念だけど正しい選択。
(LIVE CONNECTIONのライブ画像をキャプチャー)
19時開始なので18:45からこのような画像が表示される。
キャプチャー画の右下にあるのはチャット。
通常のコンサートは一方通行だけどライブコンサートだと双方向になる。
(LIVE CONNECTIONのライブ画像をキャプチャー)
セイル・ラ・メールの紹介から始まる。
机に携帯端末があることに注目。
演奏が終わるたびに端末を確認、チャットに対してトークで対応されてました。
チャットは運営側でも見ており、足元ペダルの動きが見たいとリクエストがあったら、足元も見えるようになる。
文字のコミュニケーション。
タイでは笑いのことを55555と5をいくつか並べて書く。
ライブ配信のコンサートで拍手は88888と8が並んでいた。
ハープはオーケストラに混ざると音がかき消されてしまうけど、セイル・ラ・メールだと楽器はハープだけだから透き通った美しい音色を楽しむことができる。
ネット配信の音質。
思っていたより悪化せず聴ける。
画質は少し荒れていたが音の方が大事である。
(LIVE CONNECTIONの画像をキャプチャー)
おひねり。
演奏中、チャット欄に運営側からアドレスの記載があった。
アドレスから入っていくと当日ライブ配信されている方の一覧になっていて1000円、3000円、5000円と3種類あった。
お渡ししたい方の、お渡ししたい金額をクリックするとこのような画像が出てくる。
金額を変えても画像は同じで金額欄の数字だけ異なっていた。
ところで「おひねり」って何?
昔の舞台でお金を紙に包んで投げ渡していた。
ひねってあるからおひねり。
なるほど!
ということで購入?と書いていいのか?
恥ずかしいので金額は消した。
おひねりにも律義にチケットを発行。
生演奏では味わえない双方向コミュニケーションが一番良かった。(生演奏で双方向をやったら収拾がつかなくなる)
距離の壁も超えることができる。
開催場所にも縛られない。(自宅から配信の方もいた)
ライブ配信が当たり前になると新鮮さがなくなり、おひねり無くていいや。
となってしまう。
これは早くやったもん勝ちだと思った。
聴き逃して悔しい思いをされた方、再放送はありませんが、
こちら
をどうぞ。
なんだかんだ言っても生演奏が一番。
早く平和な日々が戻ってきて欲しい。
2020年4月12日日曜日
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