2019年9月29日日曜日

不快車で行く普快車の旅 <2日目 その2>



台東駅から旧台東駅まで約6kmほどある。
バスで行けるらしいが言葉の壁からタクシーにした。
(事前に行き先を書いた紙を準備しておいた)

台湾のタクシーは値段が上がるたびにピッ!と音が鳴る。
やたら音が鳴る。
いくらになるのだろうか、、、。
桃園のタクシーに比べると運転が荒くない。地方都市はのんびりなのか?
到着したら215元。
ほっ!
空港のホテルと似たような値段だった。

旧台東駅には不思議なモニュメントがあった。


腕木式信号機を操作するテコが保存されていた。
意外と残っていない場所が多いかも。



昔の車両が展示されているが、雨ざらしになってしまうので塗装の状態が悪くなってしまうのが残念だ。


転車台も残っていた。



線路を歩いて怒られるのも厄介なので遠くから撮影。
正面の片側に窓が無い構造の車両。
とても違和感があり、そして気持ち悪い感じを受けてしまう。


腕木式信号機も残されているが、かなり状態が悪くて残念である。
そして謎の車両が奥に。


謎の車両の正面。
旧台東駅は芸術村として活用されている。
そんな一環だろうか?



案内板も見かけたが手入れがされていない感じである。
旧台東駅は東部幹線の歴史を語るのに重要なスポットと思われる。
台湾が得意とするリノベーションを活用して、新旧の融合ができたらと思いながら見ていた。

(お昼ごはん 写真撮影失敗)

台東に到着したのが13時過ぎ。
遅くなったが昼食。
バスターミナルの近くに映画館もある小型のショッピングモールあった。
けど、気の引く飲食店が無い。
ふと道の反対側にあった飲食店に。
しゃれた店もいいが、昔から営業している飲食店の方が落ち着く。


タクシーで台東駅に戻る。
発車時刻までまだ1時間ほどある。
と、落ち着いて文章を書いているが、実は言うと台湾に台風が接近しており、先月に続き足止めされないかハラハラしている。
チャイナエアのHPを見たり、気象情報のHPを見たり。



待合室でネットに夢中となり、乗り遅れると悲しいのでホームに出た。



30分先発の莒光758号を見送る。
今回はレンズ交換を無しとするため、標準~中望遠のズームレンズの1本だけ使用。
18mmと150mmの映像である。



気温は30度超えており、長いホームを歩くのは大変である。
3両編成の普快車が入線。
地下鉄は「開往」の表記だったような。
日本人にとって開往や往が、**行きと認識するのは難しい。
漢字の国同士だが細かいところは違いがある。
そもそもプラットホームが「月台」の段階で???であるが、、、。


入れ替え用の機関車と、営業列車となって牽引する機関車は別。
これから3672列車となる営業列車の機関車と連結である。


最後部はドアもあいており良い感じと思っていたら、後ほどロックされた。
なので乗降ドアに行くことも出来ないので、ホームに出るときは進行方向前側のドアのみとなる。


台東発の列車は普快車に乗ることが目的の客で賑わうこともなく、総勢10名にも満たない乗客数。
行きの賑やかさが無くて寂しい感じもするが、しんみりと普快車を味わうには良いかもしれない。
日本人のオッサンがよくやる品の無い乗り方で枋寮を目指す。


畑を駆け抜け


大きな川を渡り


海沿いを走る

次々と美しい景色が過ぎ去っていく。

ふと踏切で20名ほどの団体が普快車を撮影していた。
と言っても、日本でよく見かける三脚や脚立を立てた鉄道マニアのカメラマンでは無い。
平凡なオバサマ集団のような感じである。
乗りたい、撮りたい、簡単で難しい選択である。
今度、普快車の撮り鉄もしたいなぁー。


太麻里駅で自強313号と交換。


真っ直ぐに伸びる線路。
でも、よーく見るとドンツキで右カーブしてます(汗)


線路工事。
古いトンネルは架線を貼るスペースが無い。
それとも複線化か?


不快車だけど爽快な旅が続く。
夕方になり海の色が綺麗に出ないのが少し残念である。



古荘駅となっているが今は信号場となり旅客扱いは行われていない。
駅としての機能は無くなったが、新しい設備が導入されているのが複雑な心境となる。


枋野信号場に到着。
ここで自強317号と交換。
到着時は明るかったが、山の中だけに急激に暗くなっていく。


317列車は通過するかと思いきや停車。
写真のテクニックは無いので、どう撮るか案が浮かばないまま流し撮りで撮影。


頑張ればまだ撮影できるが、撮影はやめて枋寮まで普快車を味わうことにした。


台東発の切符は自動券売機で購入したので小さい切符になった。
自強374号も1つの座席で高雄まで購入出来なかった。
そして席移動ありで1枚の切符でも購入できなかった。
潮州駅で分割して検索したら購入できた。
が、1号車から9号車へ移動。
大変だ!

帰りの普快車でも親切な方と出会った。
事前に車掌さんから枋寮のホームを教えていただいた。
自分が座っていた場所から前方にも特急へ乗り換える方がいた。
車掌さんから同様に乗り換える人がいると教えられた模様。
枋寮の到着前、自分のところに来て日本語で声をかけられた。
びっくり!

8号車に乗ると言っていた。
1号車から9号車へ移動時、見つけることは出来なかった。
高雄に到着してホームを歩いていたらバッタリ出会った!
そして、バイバーイ!と向こうから声をかけてきた。
ふたたび偶然にびっくり!
台湾って良い国だなぁーと改めて実感した。



炒飯ばかり食べているので麺類が欲しくなった。
台南が発祥の担仔麺。
そして牛肉麺。
台湾の麺料理でこの2つは外せない。
かと言って立て続けに食べるかって、、、。


フルーツも買ってホテルに戻った。
台風が台湾に接近。
明日の帰国、まず桃園に行けるだろうか、、、。

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