今日は近鉄電車の貸切ツアーである。
行きは「鮮魚列車」に乗り、帰りは観光列車「つどい」に乗る。
ここで鉄ヲタでない人は鮮魚列車?何それ?となるので少し解説。
昭和時代には列車に揺られて移動する行商人が多くいた。行商人によって取扱商品は色々あり生魚も商品の一つ。
伊勢から大阪に向かって鮮魚を売りに行く人たち。
昭和時代も人の流れが多くなってくると、一般のお客さんと鮮魚商人が同じ車両に乗ると魚臭が問題となってくる。
そこで鮮魚商人の専用列車を仕立てることになった。鮮魚商人専用列車なので「鮮魚列車」。
この列車に一般客は乗れないらしい。
となると鉄ヲタとして乗りたい列車の一つになってくる。
なら貸切ればいい。日曜日は市場も休みだから単純かつ簡単な実現方法である。
今回のツアーは「近鉄」と「鉄道友の会名古屋支部」の共同運航便。
さらに後ほど、松坂駅で駅弁事業を展開する新竹商店の社長である新竹浩子さんもお見えになり、充実のツアーとなった。
ただ乗っているだけでは集客も難しいので往路は少しひねってある。
名古屋→四日市→塩浜→四日市→湯の山温泉→四日市→伊勢若松→平田町→伊勢若松→明星
鮮魚列車に一般人は乗れない。
間違って乗ってしまったら悲劇である。
なので塗装を変えてある。
鮮魚列車は伊勢と大阪の間しか走らない車両である。
この色違いの電車が名古屋に来るとどうなるか?
全く気づかない人、あれ?何か違うと感じる人、目を丸くして驚く人。人間観察もこんなイベントの楽しみである。
都会の電車に乗れば色々な広告が目を引く。
が、鮮魚列車に広告が無い!
そして吊革もない!
ま、立つほど客が乗るわけでもないので不要といえば不要だが、、、。
臨時列車なので途中駅でよく止まる。
状況によりドアを開けて頂ける場合もあり、参加者は思い思いに撮影を楽しむ。
なにげに反対ホームの通過特急を撮影したら被写体がぶれていた。
こんな時は流し撮りせなかん。そのほうが特急のスピード感が引き立つ。
が、そんな腕は無い。
最初の寄港地である湯の山温泉駅では一般車と並ぶシーンを撮影。
次の寄港地の平田町駅は列車が1本しか入れないのでちょっとの撮影時間ですぐ折り返し。
白子駅でお弁当の積み込み。
最初のパッケージ写真はオリジナル版。
こちらは今回のツアー専用パッケージ。
なかなか手が込んでいる。
新竹浩子社長が一人ひとりに弁当を配っていく。
新米の炊きたてご飯を用意したとのこと。
お弁当は美味しく、話をしていても楽しい人で、また新竹の松阪牛の弁当が食べたい!
お弁当を堪能していたら列車は明星駅に到着。
明星検車区まで歩いて移動して、往路に乗った鮮魚列車と復路に乗るつどいと並び写真を撮影。
西村京太郎の鉄道ミステリー、十津川警部ならあっさり見破るトリック写真。
こんな写真もツアーならでは。
帰路はこんなメルヘンな車両にモッサイ鉄ヲタ集団が乗車して名古屋に向かう。
車内は窓側を向く座席配置。
景色を楽しみながら軽く一杯のおもてなし。
観光列車なので遊び心も満点!
鉄ヲタ的にはこれでしょうか?
子供運転台。
機器は本物を設置!
心配無用。
大人気ない鉄ヲタが占拠しないようにとても狭くしてあります!
さすが近鉄!素晴らしい!
今日は鉄ヲタだけの乗車ゆえ心置きなく遊べる。
が、狭いのと疲れから遊ぶ人はいなかった。
復路は名古屋に直行。
日も沈みナイトクルージングトレインとなって、つどいは淡々と名古屋を目指す。
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