新年あけましておめでとうございます。
このブログは今年もゆるゆるやっていきます。
さて、台湾時間23時過ぎに布団へ入り、眠りに入り始めて盛大な花火の音で目が覚める。
山手にあるテーマパーク(義大遊樂世界)というより、地下鉄で2駅ほど離れたショッピングモール(統一夢時代、ドリームモール)やろか?
カウントダウン花火を見に行くことも考えたが、大混雑の中で帰宅手段を確保できる自信もなくおとなしく寝ることにした。
日本ではお正月であるが、海外では月が変わる感覚で年も変わるだけ。年末独特のあの感覚もなく、年が明けても1日は普通の祝日で、2日からは平常である。
今日は“五分車”に乗る。レール幅が標準軌(新幹線のレール幅)に比べて半分しかないので五分車。
乗り場は地下鉄の橋頭糖廠駅3番出口から徒歩1分。
もともとは製糖産業が盛んな時代に作られた軽便鉄道で、製糖関連の貨物を中心に運んでいたが、今では観光列車として台湾に幾つかの路線があるうちの1つである。
終点は公園のなかにある花卉農園中心駅。約1.5kmの距離を10分程度かけて走る。
乗ることが目的なので折り返し11時発で戻る。
ちゃんと切符もあって、乗るときに入鋏も行う。(丸い穴があく)
改札のおじさんは片言の日本語が話せるようで、帰りは11時だと教えていただけた。
機関車が両端につながっており、瓦屋根の客車に乗る。
運転台はこんな感じ。
隣には台湾国有鉄道の線路があり、列車が駆け抜けていく。
途中に踏切があったり、キロポストがあったりする。観光列車とは言えもともと本格的な鉄道だったので当たり前といえば当たり前か。
歩くよりは早いが自転車には抜かれそうな速度でのんびり走っていく。
終点には蒸気機関車が展示されていた。
屋根がなく雨ざらしなので痛みが発生していたのが残念である。
折り返し、地下鉄の駅に戻ってきて、今度は駅を通り越して反対側へと5分ほど歩いて行く。
台湾糖業博物館である。
昔の工場設備がそのまま博物館になっている。
まるで今にも動き出すかのように車両が置かれている。
一部は中に入ることも可能。
運転台からの眺め。
広大なヤードを歩いていると鉄ヲタ的にはワクワクものである。
車庫もある。
線路が工場の方へ続いている。
中に入れる感じである。
ちょっとシュールな感じも。
ここは鉄道だけでなく工場萌えの方にもオススメかもしれない。
工場内部の一部は自由に見学できる。防空壕もあって驚いた。
工場を後にして、2017年9月に架線の無い路面電車、高雄ライトレールの第1期の区間が全通したので乗りに行く。
2015年10月、乗った場所に戻るだけのスタイルで4駅だけ開業した。このときに初めて乗ってから約2年の時が流れた。ようやくの完成である。
地下鉄とLRTの接続駅はそれぞれ駅名が違う。良い面、悪い面あるなぁーと思いながら凱旋駅・前鎮之星駅へ向かった。
2015年12月から4駅での乗降が可能となり、その後乗車できる区間が伸びても無料で乗車できた。
そして2017年9月に第1期区間が全区間開通しても無料だったが、2017年11月になって有料になった。
そのための案内板。
日本でやったらふざけるなとクレームがつきそうだが、高雄捷運のイメージキャラクタは萌キャラの“高捷少女”である。
YouTubeで色々でてくるので一部ご紹介。
中央社フォーカス台湾のニュース記事によると、「冬の間、台湾の南西部にある高雄や屏東一帯では、北東から吹く季節風が中央山脈に遮られ、大気が拡散されにくくなる。中でも12月から2月の間は、大気汚染が最も深刻になる。」
とのこと。
よって、「市内を走るバスや高雄ライトレール(LRT)、高雄メトロ(MRT)は平日の午前6時半から午前8時半まで、午後4時半から午後6時半までの時間帯のみ、12月から来年2月までの3カ月間はICカードの利用で運賃が無料になる」とのこと。
すでに一卡通(iPass)を持っているのだが、話ネタにチケットを購入した。
凱旋駅から前鎮之星駅に行くとホームには沢山の人。車内も満員。
いままで凱旋駅からバスでアクセスしていた夢時代にLRTで容易に行けるようになった。
夢時代駅の駅前は線路と並行して走る道路が通行止めになっていて、道路上に組まれているヤグラを解体していた。
やはり何か盛大なカウントダウンイベントがあったみたいや。
LRT終点の哈瑪星(はません)駅。
ここは昔の打狗停車場(のちの高雄港駅)の操車場跡地で広大敷地は広大な公園になっている。
旧駅舎は旧打狗駅故事館として博物館になっていて、蒸気機関車などが展示されている。
2012年10月以来2度目であるが、まさか蒸気機関車の横を最新式のLRTが走るとは思いもしなかった。
LRTはここのポイントを渡って転線して折り返し運転を行う。
第2期区間はこの先の線路が伸びていく。
高雄ライトレールの今後の発展が楽しみである。
架線のない路面電車だが、駅には短距離の架線相当がある。
早朝、深夜の時間帯でお客さんの乗り降りがなくても充電による停車時間は必要となる。
車内はクーラーも入っているので、駅間の交差点で長く止まると少しハラハラしてしまう。大丈夫な設計のはずだが。
帰りはIC乗車券をタッチした。
運賃は0元の表示。
なんかよくわからないモニュメント。なんとく撮影した。
高雄の街は知れば知るほど楽しくなる街のような気がする。
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